一般的に業務の一連の流れにおいて、プロセスを明確にしておくことは基本的なことです。しかしこの業界において、その一連の流れが明確化されていないという現状はいまだ少なくありません。恥ずかしながら弊社もそれに近い対応を比較的最近までしていました。

おおよそ、オーサリングソフトがあれば誰でも比較的簡単にWEB制作できるという事や、やっつけ仕事でも対応できる事、また、ここ数年かなりの発展を遂げている業界ではありますが全体としては認識がほとんど浸透していない(制作サイドにもクライアントサイドにも)という現状があるからでしょう。

何においてもあり得る事ですが、偶然の副産物として思いもよらぬところから結果が出てしまったという事もあります。偶然にしても結果が出ているのなら喜べることではありますが、提供する側としてはそのプロセスを形にしないと、その偶然という副産物が次回に訪れるのは非常に少ない確立です。もったいないです‥。

このプロセスを明確にしない理由として「うちは小さいから」とか「お客さん主体だから」というのはあまり適切ないいわけにはなりませんし、実際は損をしています。規模が小さければ小さいなりのプロセスを作ればいいわけです。零細企業が大企業のマネジメントを取り入れたって成功できるわけありません。というより取り入れることがまず出来ません。

もしかしたら最初に立ち上げるプロセスは効率はあまりよくないものが出来上がるかもしれません。はい、最初はそれでもいいのです。あまり合理的でないものにしても、まずはそこに明確化しておくことによってどこが効率が悪いのかが次第に浮き彫りにされ、改善につながります。

ドッグイヤー、はたまたマウスイヤーといわれるこの業界。常に移り変わるのです。だからプロセスも明確に出来ない?いいえそうではありません、プロセスも移り変わればいいのです。

移り変わるとしてもその時点では形となっているプロセスがあるからこそクライアントと意識の共有が図れるのです。

By komatsu

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