私が小学低学年のころ、親にせがんでやっとのおもいで買ってもらったことがあります。
当時、学研の「科学」と言う雑誌を毎月講読（付録とマンガを）していたのですが、その最終ページのほうにこの電子ブロックの宣伝が毎回載っていて、子供の物欲が毎月かきたてられていたものです。
この電子ブロックというのは回路パーツが各ブロック化されていて、そのブロックを組み立ててラジオや懐中電灯や簡易楽器や嘘発見器などを組み立ててしまえるというものです。子供が遊びながら電子構造を覚えてしまうと言う夢のようなおもちゃでした。ただ私の場合はまれに見る例外だったようで、回路の仕組みにはまったく惹かれず、完全なるおもちゃでした。
最近、そうした時代の品が妙に懐かしく感じるのですが、先日たまたま見つけてしまいました。この電子ブロックを。
個人的にジャンク品が好きなので、道中にそうした店があるとたいてい足が止まってしまうのですが、たまたま寄った店で300円で売っていました。しかもEX-150です。なんとも驚きです。
最近はこの時代のものが「復刻版」として再製造されたりしているようですが、店で見つけたのは復刻版ではなく確かに当時に製造したものです。あまりにもの感動で、それを手にしてからしばらくの間手が震えてしまいました。
これからの打ち合わせには強力なアイテムとして大活躍してくれそうです。
パソコンバッグから取り出すのはノートパソコン‥いいや、電子ブロック！！
事務所が停電になったら懐中電灯に大変身、話しが行き詰ったら楽器として音楽を奏で、声が聞き取りづらい場合には拡声器、客先からの帰りに遭難したら情報収集にはAMラジオ、情報伝達にはモールス信号機となり、客先でお昼の催促にはサイレンを鳴らし、お客さんの真情を知るためには嘘発見器に遅変わり。
素晴らしいアイテムを見つけたものです。