障害者や高齢者にとってウェブサイトは本来、非常に便利なツールです。

なかなか表に出られなかったり、店舗内の雰囲気や流れに消極的になる際にも、自分のペースで購入ができるソリューションツールなのです。健常者であっても自分のペースで購入できるということのメリットは十分に感じていることと思われます。

しかしオーサリングソフトを利用して、ただ目視確認によってウェブサイトを作成するのでは、高齢者や障害者にとって利用しやすいサイトではなく、逆に惑わしてしまうサイトとなってしまうことがあります。それは対象ユーザーを考慮する際、エンドユーザーはキーボードとマウスを自由に使える方だけであると誤解してしまっているからです。

アクセシビリティの考慮は絶対法規ではありません。しかしJIS規格として制定されているものであって、その必要性はかなり高い位置にあるのです。SEOやらなにやらより本来の重要性は高い位置にあるのです。

打ち合わせの際に「それはうちにとって儲けになるの?利益になるの?」と言われることも少なくありません。「そんなのエゴだ!」とまくし立てられたこともあります。確かに“現状”を考えればサイト閲覧者の大半は健常者ですから、大方のユーザーの利用の際にはメリットは少ないことと思います。

しかしそれはあくまでも“現状”です。その意識もまもなく必然的に変わることでしょう。なぜなら4人に1人が高齢者という時代はあと10年もすれば確実に訪れるのです。

最近は利益追求型の志向や偽装問題がちまたでは話題になっているようです。弊社はそうした問題が注目を浴びているからと、振り回されたいとは全く思っていません。弊社では昔も今もウェブサイトは企業のためではなく、エンドユーザーのためにあるという考え方を貫いているからです。その為にクライアントと意見がぶつかったこと、決別した事も何度かあります。

ウェブコンテンツJISに関する資料はウェブから購入ができます。ウェブコンテンツJISの購入はこちら

また視覚障害者のための音声ブラウザというものもあります。(下記写真)

目をつぶって操作をしてみると、その必要性に大きく気づかされるものです。

By komatsu

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です