ガソリンスタンドに入ると、若い兄ちゃん達が元気に掛け声をかけています。
「へ〜い、いらっしゃ〜い!」「まいどあり〜!」
活気があるのはいいことです。
基本的に私はいつも無人スタンド(と言っても無人ではなく自動販売機のようなものにお金を入れる)に行くのでこうした元気な声を聞くことはあまりありません。支払いもスタンドの兄ちゃんにお金を払うのではなく、自動販売機のようなもので清算をします。
しかし本日、出先からの帰りにガソリン残が危ない状況となってしまいました。
車の胸に光るカラータイマーが時間の迫っていることを知らせています。
「いつものスタンドまで持つだろうか‥」。不安がよぎります。
しかし財布を開けると現金が1000円札一枚‥。
1000円分だけ入れようかと思いましたが、ある情景が頭をよぎります。
そうです。ガソリンスタンドの兄ちゃん達の活気ある掛け声が‥。
「ガソリン、1000円分ですね!」
「1000円了解!」
「1000円入りま〜す!」
「1000円ありがとうございました〜!」

満タンならまだしも、1000円を連呼されるのはちょっと‥。
なにも皆で順に金額を発表しなくても‥。
しかし車が途中で止まってしまうのはもっと困るので、多くの葛藤の結果、恥を覚悟で近くのガソリンスタンドに入りました。
スタンドの兄ちゃんに1000円分をお願いすると‥
「定額入りま〜す!」
なんとそのスタンドでは、金額を掛け声と共に発表するあの行為がありませんでした。(もしかしたら今は全てそのようになっているのでしょうか?)
きっと店長さんの良い指導がなされているのでしょうね。
ちょっとした点ですが、こうした気遣いって気持ちの良いものです。