ISO9001では「購買」に関するプロセスのルールを制定することが要求されています。その一つは購買先の「評価基準」を設けるということです。

要は製品としてアウトプットするための資源投入のプロセスで、プロジェクトを完了するために必要とされる資源か否かの判断のためです。

これには会社の備品やソフトウェア、さらには外部スタッフも購買先と判断されます。

評価基準と言うのは紙に書ける明確なものでなければなりませんし、他の社員が見ても「このプロジェクトにはこの購買先が適切!」と選定の判断や候補として挙げられるものとなっていなければなりません。

日本人的には「購買先とのしがらみ」や「上司の鶴の一声」、また一番を占めるのは「なんとなく」で決定される事が大半ですので、風土的にはあまりなじみのない方法ですが。

ただこうした評価を明確にしておくと各プロジェクトごとに異なるウェイト、たとえば価格優先、品質優先、納期優先などの優先順位から検討しやすくなります。

ISOは日本で制定されたものではないので購買際の評価基準という考え方はあまりなじみがありませんが、欧米ではスタンダードな方法です。(と、コンサルの方が言ってました)

By komatsu