ホームページ制作会社の価格設定を見ていますと、価格差にかなり開きがあることに気付かれるかもしれません。また価格の設定の仕方もまちまちで戸惑いを覚える事もあるかもしれません。
例えば価格設定に関してはページ単価で区切っている会社、工数で設定している会社、ある程度のボリューム毎に区切っている会社などまちまちです。本来はこの金額設定に関しては工数で設定するのが制作会社の負担からすると正しい方法なのだと思います。同じ1ページでも手間もかかるページもあればそれほど手間をかけずに出来てしまうページもあるからです。
ただお客様からすると工数での区切りはどこまでが1工程なのか不明慮で、非常に分かりづらいのでページ単価での設定が一般化しているのかと思われます。
お客様からすると一番分かりやすいのはある程度のボリュームごとに区切った、「コミコミパック」のようなプランかと思います。金額的に得か損かはよく分からないとしても、どれほどの予算をとればいいのかが前もって分かるのはやはり安心です。
ただこうしたパックものは万人受けの設定で、どうしても「制作する事が目的」となりがちです。その為、全てではありませんが、どちらかと言えばライトユーザ(企業)向けのものとなるでしょう。
ホームページは制作して完成ではなく、そこからがスタートです。パックプランであっても全て制作会社にお任せではなく、自社ではどのようにそのホームページを用いていきたいのか、どういう展開をしていきたいのか、それに“この”パックプランは応えるものなのか、などは検討されるほうが良いかと思われます。
ホームページに合わせて活用法を検討するのではなく、活用法に合わせてホームページを検討するのです。
ホームページはバーチャル店舗です。その舵取りはホームページ制作会社ではなく企業そのものにあることは運営の際に忘れてはならない事です。ただそうした相談やサポートはホームページ制作会社は喜んで手を貸してくれる事でしょう。
さてホームページの価格差に関してですが、ホームページ制作というジャンルはこの価格差の開きが各企業によって開きが取り分け大きい業種だと言えるでしょう。
ネットで調べてみますと、安いところではページ単価500円と言うところもありますし、高いところではページ単価にして10万円以上(デザイン含む)のところもあります。
発注側の企業としては「値段は安いに越した事は無い」と思いがちですが、往々にして価格と質は比例します。
「ホームページがあればいい」という場合には価格だけで判断する事が得策かもしれませんが、ビジネスツールとしての活用を目的としているのであれば、自社の要望に応えるものなのか、自社にとってプラスになるものなのか検討されるほうが良いかと思われます。
見積書の内訳の意味が分からない場合は、遠慮なく制作会社に訪ねるほうが良いです。通常は内訳を丁寧に説明してくれるでしょう。もし説明を渋るようであれば‥考え直したほうがいいかもしれません。