弊社ではホームページ制作の際に顧客要求事項からアウトプットする一連のプロセスなどは、ISOのマネジメントシステムによってマニュアル化されています。当然プロセスが明確化されていなければ、かつそれが生きていなければISOの認証は不可能なわけで。

大手のプロダクションなどではISO認証などしていなくても当然プロセスが明確化されていて、弊社では到底およびがつかないほどしっかりとした工程を踏み、PDCAサイクルも各所に生かされ、ようやく人様の目に触れる状態になります。大手のプロジェクトに参加させていただき、サイト仕様書などが渡されると正直「さすがだな〜。」と感心‥いやいや、感動するほどです。

ウェブ制作関連の本でこうしたプロセスをうたっていたり、ブログ記事などでも見かけますが、正直ちょっと疑問に思う事もあったりします。もちろん納得の面も大いにありますが。

確かにプロセスが明確でなければお客さんに不安を与える事になるでしょうし、制作スタッフも、どの工程が自分の守備範囲なのかも曖昧になってしまいます。スケジュールも組めませんし、予算もオーバーしてしまいます。明確なプロセスは絶対に必要なものです。

ただ、たいてい本で紹介されているプロセスは大手の作業工程であって、それをそのまま零細企業のプロダクションが真似るならば全くちぐはぐな工程になります。零細のプロダクションであればその身の丈に応じた独自のプロセスに改変していく必要があります。ウェブにおいて必要なのは名の知れた大手の真似をする事ではなく、顧客要求事項を満たし、ユーザのソリューションとなるツール(ウェブ)を提供する事です。その為のプロセスの明確化なのです。

By komatsu

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