よく「餅は餅屋」と言われます。
確かにそれが当てはまる事例は多くありますが、逆にその事が大きな落とし穴になる事例も最近は多くあります。
業種が多様化し、それなりの専門的知識の要求が増えてきてますので、「そこは専門家に!」と、委託することがあることでしょう。このこと自体はリソースの有効活用であり、業績に貢献することを期待し‥。と、もちろんそれが目的です。
弊社はホームページ制作会社ですが、Webのある分野は提携先にアウトソースすることもあります。
ただ、この「餅は餅屋」と言う考え方、調査も無く委託を行うことは大きな危険がひそんでいます。
最近のITについていけなく困っているところに訪れた営業マンが、最近のトレンドな言葉を並べたて、「起死回生のチャンスです!」などと言われると、“何かよく分からないけど”現状の救世主でも現れたように感じてしまうことがあるかもしれません。
実際、弊社のクライアントからもそのような営業に関する相談を受けたことは何度もあります。
ここでまず考えるべきことがあります。
その餅屋は自社の餅を食べているのだろうか?
と言うことです。
「売り上げを上げる!」とうたっているホームページ制作会社であれば、そのホームページで売り上げを上げている実績が証明できるでしょうか?口先のうんちくは何とでもなります。
実績が伴ってなければそのコピーはどこかの受け売りでしょう。
またW3C準拠をうたっていながらめちゃくちゃなソースであったり、SEOをうたっていながら的外れなキーワードだったりと言うことも結構見受けられます。
コンサルタント会社であれば、当然その結果が自社に反映されている必要があり、業績に反映されていなければ信憑性は極めて薄いものです。
上記の他にも‥
その餅は自社で作っているのだろうか?
他社のOEMにマージンだけ上乗せしているだけと言うことはないでしょうか?
体に健康な餅だろうか?
会社の印象に悪影響を及ぼす手法を行っていないでしょうか?
価格・技術は妥当だろうか?
他社の意見も比較検討してやはりこの会社に委託したい!と思えるでしょうか?
などなど検討することができます。
「餅は餅屋」を逆手にとられて、落とし穴に落ちないように注意していきましょうね。