毎年1月1日に行われる駅伝を楽しみにしている人は少なくないようです。この催しは群馬で行われますので時々私も見ることがあります。
私は走るのは得意ではありませんでしたので、選ばれし走者は「さすが早いな~」と感心して見たりしています。
さて、私事ながら1月1日に時間厳守の、ある集まりがありました。
その集まりでは人前で話させていただく機会があり、決して遅刻できない集まりでした。
予定通りの時間に家を出発すると、正月と言うこともあり、道は空いててかなりスムーズ。
車を走らせ、すでに目的地まであと5分ほどの場所。
信号待ちをしながらも「これはかなりの余裕だな」などと、信号の待ちも気長に待てるほどの珍しい余裕。
「やはり余裕は大切だよ」と心の中で思いながら、鼻歌まじりに信号待ち。
信号待ち。信号待ち。
信号待ち‥。
「さっきから信号が赤から青に変わらないじゃないの!」
ちょっと回りを見渡すと、警察官が交通整理の格好。
恐る恐る左に目を向けると、そこにはあってはならない表示が‥。
「ニューイヤー駅伝のためご迷惑をおかけいたします。」
しかも30分ほど規制で赤信号が続くとも書いてある‥。
その表示を見た瞬間、止まっている車の中なのに急にめまいがしたりして。
主催に連絡をして何とか取り繕っていただきましたが、生きた気のしない時間でした。
信号待ちの時間、あれほど走者が遅く思えたことはありませんでした。